トモエブログ

きぐるみハードコア

反肉体主義的肉体運動習慣(最近フィットボクシング2を買って、やっていますという話)

ぼくは、自作イデオロギーである進歩グノーシス主義思想を持っています。

 

進歩グノーシス主義のドグマの一つとして、人間の精神が基本的には肉体の従属下に置かれているという状況を認めた上で、肉体性の超克を目指す、というものがあります。

肉体由来の欲求や直感的な判断を退け、肉体を精神によってコントロールしていきたい、というような事です。

 

また、別のドグマとして、「健康・長寿を目指す」というものがあります。

これは、進歩グノーシス主義者(ぼくです)が悪しきものとしている現在の世界に対する彼岸としての「進歩した未来」へ到達する可能性を高める目的があります。

この場合の長寿というのは、百歳程度の事、ではありません。

テクノロジーの進歩による寿命の伸びが人間の消費される寿命の速度を追い抜くような「寿命脱出速度」に人類が達する未来にたどり着いて、超・長寿命を達成したい、という意味です。

 

「精神による肉体コントロール」「健康・長寿」という二つの目的の達成のために、「運動」という行為が重要だな、というのが、ここ一年あまり思って&ここ最近更に強く思う事です。

 

一年半ほど前から、リングフィットアドベンチャーを続けていますが、非常に具合が良いです。始める前と比べて、人生が好転しているという実感があります&一ヶ月ほどサボっていた時期は、今思い返すと精神活動的にもあまり良くなかったなという感覚があります。

 

それに加えて、最近、フィットボクシング2を購入してプレイしています。

リングフィットアドベンチャー・フィットボクシング2共に、プレイするのは夕食後、食後血糖値が上がる前のタイミングです。

 

リングフィットアドベンチャー筋肉トレーニングが主体のゲームという事もあり、一度プレイした後は、超回復のために二日ほど間を置くようにしています。

そのため、その二日間に有酸素運動主体のフィットボクシングをプレイしよう、と思った次第です。

 

年末年始周辺の怠惰な生活などにより、少し太ってしまった、という理由もあります。

元々(?)、女性ホルモン剤を服用している効果などで、ここ一年ほどはとても太りやすくなって(脂肪のつきかたが変化した)&筋肉も非常につきづらくなっているという事もあり、運動量を増やしてみようと思いました。

 

そんなわけで始めたフィットボクシング2ですが、非常に楽しいな、という感覚があります。

一番最初に迎えてくれるインストラクターのカレンちゃんの事を好きになってしまった、というのもあります。

初日から、「カレンちゃん……カレンちゃん……」と言っていたら、配偶者である江衛子さんからは、「何?馬の名前?」と、眉をしかめられながら言われ、その後に、「結婚式の時、カレンちゃんとにちかちゅ(声優の大森日雅さんの事です)を見てニヤニヤしないって誓ったじゃん」というような事を言われたので、「そんな事は誓っていない!」と言いました。

 

フィットボクシング2の内容自体で言えば、リズムに合わせた音ゲー形式で身体を動かす、というのは楽しいな、という感じがあります。

最初は、あまり上手くパンチと反応が合っている感じがしなかったのですが、設定で調整をしたら上手くいくようになりました。

無料アップデートである「おにモード」というのが気に入ってはいるのですが、ぼくの希望としては、もう少し厳しく罵倒されるような形で指示をされると嬉しかったな、という思いがあります。

もう少し自分の欲求を述べるなら、カレンちゃんから物理的にボコボコに殴られるような二次創作が見たいと思うのですが、軽くインターネットで調べても見つかりませんでした。

女の子からの物理的暴力、といえば、今現在アニメの二期が放送中でもある、774せんせいによる「長瀞さん」の、Pixiv時代のこちらの作品(https://www.pixiv.net/artworks/38187026)が好きなのですが、長瀞さん、何かの間違いでこの作風に戻らないかな……と思っています。

 

閑話休題

 

フィットボクシング2ですが、プレイしていると、カレンちゃんから、

「相手の顎を狙って!」

というような指示を受ける事があります。

その指示を聞いてぼくは、

「これは、闘うための身体の動きだ……!」

という事を気付かされました。

パンチを打つ、という行為一つにしても、小さい頃にドラゴンボールごっこをしていた時以来、まともに意識をして行った事はありませんでした。しかしながら、いざ自分の身体の動きを意識して、更には実際に相手をイメージして繰り出す、というのは、新鮮な行為だな、と思いました。

ぼくは、富野由悠季かんとくのバイストンウェルを舞台にした小説である「リーンの翼」の迫水真次郎にせよ、「オーラバトラー戦記」のジョクくんにせよ、バイストンウェルに召還された後にまず真っ先に剣道のような形式で身体を鍛えていたのが偉いな、というような事を昔から思っていたのですが、その気持ちというか、感覚が少し分かったような気がしました。

 

ちなみにぼくは、Gのレコンギスタのファンですが、Gのレコンギスタの主要テーマである、「自分の身体で感じた事や、見たり体験した事による感覚を大切に」という主張については、冒頭にも少し述べた理由によって、非・同意の立場です。

 

 

 

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