トモエブログ

きぐるみハードコア

自分自身の女装についての話

・女装を始めた頃

2016年。

プリティーリズムDMFを観返していた際、上葉みあちゃんの、「違うよ!2x歳の女装のドキワクは、3x歳の女装のドキワクじゃない!」という台詞に胸を打たれたのがきっかけで(上葉みあちゃんはそんな事を言っていません)、ぼくは女装を始めました。

 

元々、高校生の時から女装に対して興味はあり、女装についての本なども買っていたのですが(今確認したら2008年でした)、実際に自分自身が女装をする、という事に対しては、二の足を踏んでいました。

 

しかしながら、Twitterなどで女装画像をアップしている人を見たり、上記の通りの事がきっかけで、女装を始める事にしました。

友人に連絡を取り、「女装を、始めようと思うんだが」というような旨を伝え、当時買ったばかりの車でドライブがてら、買い出しに行く事になり、その日は途中で友人の彼女(当時)が合流し、彼女の勧めで化粧品を購入したり、カラオケルームでメイクの基本を教えてもらったりなどをしました。

 

そして服やウィッグなどはAmazonで揃え、いざ……!という形で、女装を始めました。

女装を始めたのですが、その後、すぐに最初の事件が起こりました。

当時、恋人関係という状態にあった江衛子さんに対しては、ぼくの女装について内緒にしておこうと思っていたのですが、それが一瞬でバレてしまった、という事件です。

なぜ、ぼくの女装がバレてしまったかというと、ぼくの部屋に、「ビューラーの替えゴム」が落ちていた事を発見されてしまった事が原因です。

江衛子さんに、ビューラーの替えゴムが落ちているのを発見された瞬間、

「女装……してるでしょ!」

と言われました。

「誰か別の女性のビューラーの替えゴムがぼくの部屋に落ちている」、という発想は浮かばず、即座に、ぼくが女装を始めたという正解にたどり着いたようです。

この件はそれからも色々と後を引き、後から思えば、あの瞬間に、男女としてのぼくと江衛子さんの関係性は終わりを迎えました。

 

なにはともあれ、江衛子さんから、「ウィッグは、リネアストリアで買うといい」といったアドバイスは貰いつつ、基本的には見て見ぬ振りをされている形で、女装を、したりしなかったりの日々を送っていました。

 

 

・インターネットに、ぼちぼち女装画像を上げる

そんなこんなで、普段使っているTwitterアカウントとは別の場所に、女装画像を上げる、などといった事をぼちぼち始めました。

細かい事は諸事情により省きますが、インターネット女装詐欺自撮りアップ活動をしていると、DMなどで男性からアプローチを取られる事などがぼちぼちあります。

その中で一度、非常に強い意欲を持って、当方の所在地に行くので性的交渉を結ばないか、と誘われる事がありました。

ぼくは、「一度くらい、普通の男性に抱かれてみるのも有りかもしれない」、と思い、承諾の打診をしたのですが、結局、諸事情によって会う事はありませんでした。

 

その後、インスタグラムに女装アカウントを作ったり(https://www.instagram.com/tmekixx/ )、Twitter画像にセンシティブ設定がつけられるようになったのをきっかけに、メインのTwitterアカウントに女装画像を上げるようになりました。

 

・セルフ脱毛器による脱毛

女装活動において、多くの人にとってネックになるポイントが、「毛の処理」だと思います。

ぼく自身も以前は悩んでいたのですが、今は、「ケノン(光脱毛器)」「トリア(レーザー脱毛器)」の二種類の家庭用脱毛器の使用によって、ほぼ、その悩みは解決されつつあります。

未だ、処理戦線継続中、といった段階ではありますが、髭や身体の毛などの大まかなものが、現在脱毛され、剃毛の必要が無い状態となっています。

 

二つの脱毛器の特色を比べると、

 

ケノン

良い点:一度に広範囲の毛根に攻撃をする事が出来る。

悪い点:まぶしい。髭など、毛根が強い部位にはマジで効果が無い。

 

トリア

良い点:髭など、毛根が強い部位にも効果がある。

悪い点:照射ポイントが狭い。効果がある代わりに、マジで痛い(仕方が無い事ですが)

 

といった具合です。

関係ないのですが、以前、5chにケノンの効果について素直に書いたら、ステルスマーケティングを疑われました。

あのなぁ!(Gレコ人)ぼくは、インターネット上でステルスマーケティング(本物)を憎んでいる人間なんだが?!(憎んでいる理由の一つに、このように素直なレコメンドも、「ステルスマーケティング」と疑われてしまう、という理由もあります)。

 

tomoekixx.hatenablog.com

 

・女性ホルモン剤を服用し始める、など

以前書いた記事のように、ぼくは二年ほど前から、女性ホルモン剤を服用しています。

tomoekixx.hatenablog.com

詳しい事は上記の記事に書いた通りですが、それに加えて、ここ二年ほどは健康に気を使うようになり、スキンケアにも気を使うようになった結果、女装を始めた7年前よりも肌の状態は良くなっています。

それと、女ホルの関係で一時期増えていた体重は、最近、またBMI20くらいに落ち着いてきました。

 

ZOZOTOWNで私服兼の服を買う。

ここ最近、ZOZOTOWNをよく使っています。

着ぐるみ活動で主に着用するフリフリな服を購入する事もありますが(届いた際に江衛子さんに中身を見せないので、我が家では「闇ZOZO」と呼ばれています)、私服を購入するのが便利で、最近よく使っています。

最近購入する服は、概ね最近のインスタグラムに載せている服装で、私服としても、女装用服としても兼用しているものが多いです。

 

・江衛子さんと化粧品を買い、シェアをする。

配偶者である江衛子さんと、ぼくの女装・xx化にまつわる活動については、先述の通り、色々と複雑なものがあり、長らく、「見て見ぬ振り」のような状態だったのですが、最近、その関係性も変化してきました。

少し前から、化粧品の事を江衛子さんに教えて貰いたくて、「師匠~~っ(羅小黒戦記の小黒の真似)」とぼくが言い、「君は、男の子だろう?(なんだか、そういったよくあるキャラクターっぽい口調)」と、江衛子さんが返す、というやりとりをする遊び(?)が、ぼく達の間で定番の一つになっていました。

ある時、江衛子さんがロフトで化粧品を見たいというのでぼくも同行し、色々と見ている時に、「師匠~~っ(小声)」と、そのやり取りを始めようと思ったら、「どんなのが欲しいの?」と返されました。

そしてその後、江衛子さんが欲しがっていたが、金銭的に買うのをためらっていた化粧品の中でぼくが欲しがっていそうなものを選んでもらい、ぼくが購入し、シェアをする、という形になりました。

「ヤッター!良いの?」

というような反応で、江衛子さんが使っていない化粧品も貰って、非常にウィンウィンだ、と思いましたが、江衛子さんの中でどのような心境の変化があったのかはぼくには分かりません。

 

・女装をしたいから女装をしたい

少し前まで、女装活動は「詐欺のような自撮りをインターネットに上げる」事が目的化していたような面が強かったのですが、最近は、普通に女装をしたいから女装をする(その過程で、詐欺のような自撮りをインターネットに上げる)、というモチベーションが強いので、それは、自分でも良い変化だな、と思っています(前者の動機は目的に他者が介在している分、フェイクではないかと自分で思っていたので)

 

「したいからする」という面では、最近、女装をして外出したいな、という気持ちが強くなっていますが、実際に自分自身が女装をして外出する、という事に対しては、二の足を踏んでいる状態です(2022年春のM3時、規約的に「着ぐるみ」状態でブースに立てなかったため、着ぐるみ人類を捕獲して屠殺する事を生業とする「KIGURUMI BUTCHER」という設定で女装してブースに立っていた事が、唯一の例外です)。

 

(おわり)