トモエブログ

きぐるみハードコア

【感想メモ:本】現代知識チートマニュアル

千秋クリストファくん(ガーゼィの翼)に渡したい本だなと思って購入。面白かった。

 

これで、いつバイストン・ウェルに飛ばされても大丈夫……かと思えばそうでもない。千秋クリストファくんにせよジョクくんにせよ迫水真次郎にせよ、バイストン・ウェルでやっていけたのは武術の心得あってこそのフィジカル面の強さがあってこそなので(ザマくんや鈴木くんはかなりのイージールートだ)、ぼくがバイストン・ウェルに飛ばされたら一番最初の段階で死んでしまうだろう。

 

バイストン・ウェル物語の中でも、一番現代知識チート要素が高いのはガーゼィの翼だけれど、まあ、ガーゼィの翼を読んでいても強く思う事なんだけど、現代人が文明が発達していない異世界に飛ばされたら耐えられないだろうなと思うし、この本を読んでいても、「異世界、絶対飛ばされたくねぇ……」と思った。

 

 

本の内容としては、色々な方面に対しての知識が得られて面白かったけれど、この本を持って異世界に転生したとしても知識チートが出来る気がしない。いや、出来るかもしれないけれど、一つの知識を試して成功させるだけで人生を費やしてしまうだろうなと思うし、この本を読んで異世界でチート知識を駆使して産業を一から起こして成功する事が出来るバイタリティがあれば、現代日本で十分社会的成功を収める事が出来るだろ!と、何度も突っ込みたくなった。

 

たまに、「ファンタジー世界で〇〇の技術を使うためには、魔法の力が必要となるだろう」みたいな文が出てくるのが面白かった。

 

 

異世界転生といえば、ぼくが一番好きなバーチャルユーチューバー(広義)はエイレーンさんだけれど、最新の動画の冒頭の車に轢かれるシーンでめちゃめちゃ笑ってしまった(少し前にも轢かれていたけれど)。

www.youtube.com

女の子が車に轢かれる絵面は面白い。けものフレンズのアニメで好きなシーンは、やっぱりサーバルちゃんが轢かれる所が面白い。

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けものフレンズのファンアートです。

【感想メモ:アニメ】「アキハバラ電脳組」1話

プライムビデオにあるのを見かけたので、事前知識がまったくといっていいほど無い状態で観始めてみた(事前知識といえば、劇場版がウテナと同時上映だったらしいという事くらい)。

 

90年代特有の、というか、こういうキャラデザというかビジュアルって、ぼく、思っていたよりも好きかもしれない。

 

主人公の女の子の演技が、とても、なんというか……素朴だ。主人公の年齢、中1なのか。

なんだかパタピーという珍妙なマスコットが当たり前のように世の中に蔓延している世界なのか……。珍妙だ。あまり説明も無く、ただ当たり前のように世界の中に当たり前のように蔓延している描写の仕方は好きかもしれない。

主人公の友達の「ですわ」口調なんかも好きかもしれない。

秋葉原の街並み。昔の映像作品の、こういう、当時の実際の街並みの様子がうかがい知れる部分は好きだなと思う。

タイトルからして、なんとなく「げんしけん」的なアニメを想像していたけれど、思ったより女児アニメっぽいなと思う。

えっちな敵だ!というか、胸が揺れすぎでしょと笑ってしまった。揺れすぎでしょと笑ってしまいつつ、えっちだ……。「あのお姉さん、絶対壊れてる!」って台詞が良いな。

あれ、このアニメ、変身美少女モノなの……?

と思えば、変身はしていなかった。いや、変身は、しているけど……?

 

なんだかよくわからないけど面白かったかもしれない。

【感想メモ:アニメ】HUGっと!プリキュア8話

菱田かんとくの絵コンテ回という事で前々から楽しみにしていた回だけれど、絵コンテよりも、シナリオ面で、あっ、この作品、ぼくがコロっとイっちゃうやつかも……という部分が見えてきてわくわくとしてきた。

 

今回の敵組織が「時間の制止」をもくろむ組織だという事が、一話からずっと気になっていた。

そして、敵のもくろむ「時間の制止」という概念が、単に作品世界の崩壊を意味するものにとどまらず、「素晴らしい時間よ過ぎ去らないでくれ」という大人の願いと共に発せられたら、ぼくに刺さりまくっちゃうだろうな……と、そんな事をずっと思っていた。

ぼくはプリティーリズムDMFというアニメが好きで、特に好きなのが、作中では悪役にあたる阿世知欽太郎というキャラクター。才能に溢れながらも自分の価値が認められない事に絶望し、過去の美しい思い出に浸り、時間の制止を願う阿世知欽太郎に感情移入をしまくってしまう。そしてそんな欽太郎がかつて見たかったものを、作中でひたすらに「現在」を必死に主人公の上葉みあちゃん達が見せつけるというのはね、もう、素晴らしい!(早口)

そんなこんなで、HUGっと!プリキュアの中に阿世知欽太郎要素が出てきたらまずいな……コロっとイっちゃうな……と思っていた。

そして今回、

「明日なんて来なければ良いのに……」

とタソガレるパップルさんを見て、これは、おおっ、明日なんて来なければ良い大人では……!と、身を乗り出した(本当に身を乗り出してはいない)。そもそもパップルさんというキャラクター自体が、バブル時代という「あの素晴らしい時間」という文脈を背負っているかもしれない。

 

そして終盤に出てきた中田譲治声で話しそうな謎のおじさんが語る、

「美しい物語」……「永遠」……「続かない」……。

まずい、これは、ぼくがコロっとイきかけそうなワードが沢山でてきたぞっ……と思った。ぼくは、永遠(時間の観念から離れたもの)と永久(とても長い時間)ははてしなく距離の離れたものだと思っていて、でも、永久に永遠性を求めたりする人間の物語とかが好きだったりする。

 

菱田かんとくの絵コンテは、思っていたよりもクセが少なかった。

出た!画面分割のやつ!

出た!壁にもたれかかり腕組み男!

出た!歩道橋の上!

戦闘シーンで、もっとグッとくるものが欲しかった。

最後のアンリくんの仕草が面白くて笑ってしまった。

 

高校の体育教師がスケートの指導をしているのかよ!と思った。

それと、序盤でアンリくんを見るさあやちゃんの表情が虚無じみていて笑ってしまった。アンリくんの声は、もっとねちっこいかんじの声の方が良かったなと思った。

聴いていた音楽:3月4週

バーチャルユーチューバーの人の動画を観(聴い)ていた時間が多かったので、あまり音楽を聴いていなかった。

 

IRON REGAN

「どうせ格好良いんでしょ」と思っても、やっぱりなんだかんだでめちゃめちゃ格好良い。

The Tyranny of Will

The Tyranny of Will

 
Crossover Ministry [12 inch Analog]

Crossover Ministry [12 inch Analog]

 
WORSE THAN DEAD

WORSE THAN DEAD

 
Spoiled Identity [12 inch Analog]

Spoiled Identity [12 inch Analog]

 

 スプリット盤も新しく出ていた。

相変わらず格好良い。Gatecreeperは初めて聴いたけど格好良かった。

Split

Split

 

 

 

 RAZOR

やっぱりスラッシュ最高と思った。TTFの時、ぼくが言ったのは二日目だけだったので観られなかったけど無理していけば良かったなと少し思った(とはいえ実際、当日はあまり体調が良くなかったので無理して行ったら途中でダウンしていたと思う)

Shotgun Justice

Shotgun Justice

 
Open Hostility

Open Hostility

 
Violent Restitution

Violent Restitution

 

 

 
Morbid Angel

モービッドエンジェル、ぼくは実は中期以降はそこまで好きではなくて、やっぱり初期が好きだなと思った。

Altars of Madness

Altars of Madness

 

 ライブ盤を聴いた事が無かったけれど、めちゃめちゃに格好良かった。

Juvenilia (Live)

Juvenilia (Live)

 

 

TERROR 2000

やっぱり格好良い

Terror 2000 (Live)

Terror 2000 (Live)

 

  

トキシックホロコースト

やっぱり好き

イーヴィル・ネヴァー・ダイズ

イーヴィル・ネヴァー・ダイズ

 

 

 SIEGE

格好良い

Drop Dead (30th Anniversary Edition)

Drop Dead (30th Anniversary Edition)

 

 

 

 POWER TRIP

格好良い

Nightmare Logic

Nightmare Logic

 
Manifest Decimation

Manifest Decimation

 

 

 

 

【感想メモ:アニメ】劇場版プリパラみ~んなでかがやけ!キラリン☆スターライブ!- みれぃのコース

突然ですけど、よく、おもしろインターネット構文で「ゼロゼロッ」「ああぁ~~(ビュルルゥ~)」みたいなのあるじゃないですか。あれ、見るたびにゼロゼロ言われてドライしたとしても射精はしなくない?!するとしてもビクッじゃない?と思って憤っているんですけど、劇場版プリパラキラリン☆スターライブの冒頭でカウントダウンがあるじゃないですか?初見の時、その事を思い出して、「フフッ、この後ゼロって言われるんだろうな」と思って笑っちゃって、でも実際「「「「ゼロッ」」」」言われたら身構えていたのにビクッってしちゃって、おもしろインターネット構文かよ!と思いました。とはいえ、ぼく自身、「ゼロゼロッ」と言われて声だけで射精した事が二回あります(前半部分の憤りの崩壊)。

 

そんな事はどうでも良いんですが。個人的に、ぼくがプリパラで好きな要素は、だいたいこの映画に詰まっているというくらいに好きな映画ですが、久々に観て、やっぱり好きだなあと思いました。

 

ぼく、プリパラで良いお話をされるのがあまり好きではないんですよ。いや、「プリパラで善いお話をされる」のが好きではないというよりも、「プリパラの善いお話」が好きではないんですよ。ぼく、プリパラの「み~んなアイドル」の部分はとても好きなんですが、「み~んな友達」の部分はとても好きではなくて、「プリパラの善いお話」って、「み~んな友達」の部分を強く押し出される事が多いのが苦しいなあと思ってしまいます。いや、そうでもないかもしれませんが、とりあえず、ぼくはプリパラの、倫理観のズレた女の子達が好き勝手な部分が好きなので、道徳的なお話をされるのが好きではないんです。

 

なので、プリパラで何かシリアスなお話があっても、最後には全部ぷちゅう映画みたいに、とりあえず踊って「「「「「「やったね!!!」」」」」」で軽く済ませて欲しいなと思っています。

 

ぷちゅう映画は、テレビシリーズでは観る機会の少ないキャラクター達の崩し顔が見られて、とても可愛い。可愛い。ガァルマゲドンが可愛い。んんん~~~っ。はあ、可愛い。上映当時のおうえん上映の時、ガァルマゲ曲になった時のオタクの盛り上がりが凄くて笑ってしまった。「添い寝するのである♪(スヤァ)」って、あーっ!可愛い。というか、ガァルマゲドンに限らず、各ユニットの魅力が短い時間の中でぎゅぎゅっと濃縮されて描かれているのが良いなあと思います。

 

それとぼく、南みれぃさんが好きなんですが、「みれぃのコース」では、南みれぃさんと南みれぃさんと南みれぃさんが一緒に出て、それでぼく、同一人物カップリングが好きなんですですよ。

なので、映画館で南みれぃさんと南みれぃさんと南みれぃさんの掛け合いとライブを観た時には、「ああぁ~~好き~~~」となってしまいましたし、改めて観てみても、「あ~~っ、あたまが溶けちゃう~~~」と思いました。

 

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はぁ、みれぃさん、好き……。

 

 

なんか軽い感じで訪れたピンチに、とりあえずライブするか!というノリで行われるライブに、直前で「かしこま!」していた紫京院が普通に参加していなくて、なんだかくつろいで格好つけてサムズアップしているのとか、めっちゃ笑ってしまいました。おい!でも、そんな所が紫京院の魅力だと思います。

 

ぷりぱら☆ラランの歌詞がとても好きで、色んな「あれって、どうしてなの?」みたいな疑問を挙げていって、最終的に「私が可愛いって事~~~!」でそれを全部ブチ撒けるカンジがサイコーだと思っていて、ぼく、三重野瞳さんと井荻麟さんは本当に天才だと思っています。おうえん上映の開始前に五分くらいわーすたの皆さんにみっちり教え込まれたダンスは、この頃にはもうすっかり忘れています。無理でしょ!

 

らぁらさんに、最後にかしこまろっされるのもゴキゲンな気分になってしまうので良いですね。かしこま!

【感想メモ:小説】「りゅうおうのおしごと!」7巻

心に刺さりすぎて書きたい事が多すぎて、感想を書かないまま8巻の発売を迎えてしまった。

誰かに見せるため、というよりは自分が忘れたくないからブログに感想を書くようになったのだから、やっぱりもっと読み終わったら早めに書かないといけないなと思った。

 

3巻と同じように、「時間」というものがテーマで、3巻の桂香さんのくだりも心に刺さったけれど、7巻はそれ以上に「老化」というものがテーマで心に刺さる描写が多かった。あとがきも含めて。

 

ぼくも今年で28歳という歳になって、自分の老化……というよりは、肉親の老化というものが、現実的に考えたくないけれど考えなければいけないような歳になってきた。

そんな考えたくないものを目の前に突きつけられたような気分。

小さい頃、自分の親が年老いて死ぬのだと考えてるととても悲しい気分になったなと、そんな事を思い出した。

 

第一章最後の、師匠が一人で泣いているシーンを見た時には、本当に「ううゥッ」と声が漏れた。

そして、終盤は読んでいて涙が止まらなかった。

子ども向け番組に「大人の鑑賞に耐える」と例えるようで、あんまりこういった表現の仕方は好きじゃないけれど、「全然『ライト』ノベルじゃねぇ……」とあえて言いたくなる内容だった。

ぼくはりゅうおうのおしごと!の中のロリ描写がはっきり言って好きではないので、それが少ないのは個人的に良かった。

 

あと、姉弟子とのラブホテルのシーンはマジで「ばかじゃねーの!?」と思って笑ってしまった。挿絵の男・オッサン率が高い中で、姉弟子がエロCG集みたいに差分になる事で萌え萌えパワーを稼いでいたのが面白かった。

 

八一くんは、人の心がわからない将棋バケモノっぷりが増しているのが面白かった。

【感想メモ:舞台】ミュージカル「少女革命ウテナ ~白き薔薇のつぼみ~」

※個人の感想のメモです。

 

 

 

個人的に、アニメの舞台化の時に一番がっかりするパターンは、アニメの内容をそのまま舞台で再現したような内容の時。

その点で、今まで一番がっかりしたのは、WUG!の舞台の時だった(一番最初の映画の内容をそのまま再現された舞台だったので)。

舞台という媒体は、アニメや漫画よりも虚構性の高い媒体なので、アニメ1年分の内容くらいなら舞台上で再構成して演じられるだろうと思っているし、その点で、セラミュや、ライブミュージカルプリパラはとても良かったなと思った。

 

そんなこんなで「『少女革命ウテナ』の舞台」を期待して観に行ったら「『少女革命ウテナ第一クール生徒会編』の舞台」だったのでがっかりした。

ウテナ役の子の演技や殺陣がアンマリだったのは置いておいて、少女革命ウテナの舞台で、学園を出ないって、いや、駄目でしょ!と思った。

大人になりきれていない、思春期らしい全能感を持った格好良い少年少女の姿を観せられて終わるウテナの舞台って、それはもう、ウテナから一番かけ離れていないかと思う。

ハイアンドローのSWORDのメンバーが、マイティーウォーリアーズや九龍グループと対決せずにSWORD地区だけでわちゃわちゃやって格好良い思春期の青年のままで終わるようなものでしょう。オヤコーの村山くんだって、十年後に一緒に笑ってお茶を飲もうって言ってたでしょ(言ってない)。(そういえば、上演前に渋谷109でハイアンドロー展に行ったけれど、お洒落な女の子が沢山居て、あっ、やっぱり本来の客層ってこういう層なんだよなと思った。マッドマッガルパンキンプリシンゴジハイローバーフバリ!(呪文))

 

それこそ、ウテナの場合はテレビシリーズの内容を90分未満で再構成した劇場版があるのだから、同じように「少女革命ウテナ」の内容を2時間で舞台上で再構成したものが観たかったなと思った。

 

それと、ウテナといえば「持っている者」と「持たざる者」の対比。「特別な存在」と「その他大勢」の対比が特徴的だけれど、今回の舞台ではアンサンブルが女性二人に男性二人。この四人が兼ね役やその他大勢の役をこなすので、なんなら生徒会メンバーよりもキャラが立ちすぎていたのが、ううん……と思った。

 

あとは、ウテナ(というよりは幾原かんとくのアニメ)といえば個性的な演出が大きな魅力の一つだけれど、演出面であまり「エッ?!」となるようなポイントが無かったのも苦しかった。

 

劇中曲の4つ打ちドッツーパッツーな曲でミュージカルしているのが面白かったから、シーザー曲を使わないのなら、全曲四つ打ちドッツーパッツー曲で通して欲しかった。