トモエブログ

きぐるみハードコア

【日記】VRChatを始めました

表題の通りです。

 

 

そこそこ以前からVR環境は整えていたので、少しだけはプレイした事があったのですが、ちゃんと始めたという意味で、始めました(id:TOMOE_KIXX)。

 

今まで、あまりやる気にならなかった理由は色々とありますが、主な理由の一つは、ぼくがものぐさな故に様々な設定を面倒臭がった事です。

そしてもう一つの大きな理由は、VRChatで楽しんでいる方々の動画や写真などをインターネットで見ても、「人じゃん」と思ってしまって、敬遠する気持ちを感じてしまった事です。

(これはぼくの認知上の話ですが、例えばぼくは着ぐるみが好きで、着ぐるみの人の事は、「人じゃん」とは思わず、「着ぐるみさんだ」、と認知します。しかしながら、3Dアバターを着た人の事は、「人だ」と認知します、という話ですが、何故かは自分でもよく分かりません)

 

しかしながら、ここ最近は自分の中での考えも少し変わってきたり、Twitter以外のSNSへ軸足を起きたいという気持ちが強まったり、あるいは森博嗣せんせい作品に再入門する中でのVR描写に触れたりする中で、徐々に、そろそろ、初めてみようかな、という気分になってきました。

(云百年経っても変わらずにVR上で気になる男をびっくりさせるのが芸風の真賀田四季博士、面白いでしょ……!)

 

実際に始めた大きなきっかけは、蘭茶みすみさんによる「リアルライブ!&大演説会」の配信を視聴した事です。

 

sites.google.com

 

ぼくは、蘭茶みすみさんがかつて制作したVtuber「蘭茶三角さん」が好き(Vtuberと名のつくもので一番好きです)であり、なおかつ、Vtuberという表現方法全般が、そのごく初期にはあった「虚構・フィクション」的なものを主軸に置いた方向性から「アバター」的な方向性へとすっかり流れが決まってしまった事に恨みのような気持ちも持っているいるのですが(この辺りの事はまた別の記事で書きたいです)、上記の配信を視聴して、思想転換をしました。

 

VR、やってみせるぞ……!

メタバースという言葉は使いたくない、という気持ちがあります。それは、一企業が、フィクション上のものとして使われたワードを後乗りで専有するような形になっているのはどうなんだ、という気持ちがあるためです。それと、フェイスブック時代に、なんとなく持っておくか~~程度の気持ちで買った株が、メタ・ショック後にガン下がりした事による個人的な恨みもあります。おい!ザッカーバーグ!)

 

アバターは、元々いつかVRで使う時のためにVRoidで制作したものがあったので、それを手直ししました。

 

そして、改めてVRChatでアカウントを作成し、アバターをアップロード出来るようになるために信用ランクの向上を目指しました。一週間程度で、VisitorからNew Userへランクアップ。

 

そして、web検索で「VRoid VRChat アップロード」などのワードで出てきたサイトの指南通りに準備を進めていき、無事、VRChatへアバターをアップロードする事が出来ましたので、本格的にVRChatを始める事にしました。

 

 

設定から何から、手探りの状態。

ひとまずは、初心者向けのワールドや、日本語話者向けのワールドを歩いてみる事にしました。

 

そんな中、自分自身でも自分自身に対して意外だったのが、「神社」だとか、「富士山」「日の丸」といった、所謂日本的なモチーフに対して、自分がVRChat上で安心感を覚えている事でした。

ぼくは、インターネットに毒された結果、インターネット上で日の丸を見ると脳内で警告アラートが出るようになり、そんな内的反応が現実世界でも起こるようになっているような人間であり、なおかつ、生得的アイデンティティに対する帰属意識は極力避けるべきである、という考えを持っている人間なのですが、そんな自分が……?!という驚きです。

右も左も分からないVRChatという世界に投げ出され、被投性が高まっている中での自分自身の心の動きというのは、大きな発見でした。

 

また、発見で言えば、いや、発見とは少し違うのですが、初めてVR酔いのような症状になりました。

今まで、VRえっちゲームはもちろんの事、視界がぐるぐる動くようなゲームを何時間もプレイしても酔わなかったのに……!

身体は動かさないままコントローラーで歩行/移動する、という感覚が、酔いの原因のように感じられますが、まあ、慣れの問題かもしれません。

 

ひとまずは、ワールドを作って、そこで自分の作ったものを展示出来るようになりたいな、と思います。

 

(おわり)