トモエブログ

きぐるみハードコア

【日記】2021年振り返り

2021年!

明けてしまって15時間強が経っていますが、個人的な振り返りをしていきたいです。

 

個人的に、何らかの事を成したという実感は少ない一年でしたが、振り返ってみると、環境的にも思想的にも変化の大きかった歳だったような気がします。

 

一番大きかった環境上の変化は、家を買った事でしょうか。

ちょうど11ヶ月程前の、1月末に入居しました。

月々の住居費にあたる支出額は賃貸の時と比べて減少し、クオリティオブライフはとても向上したので、購入して良かったと思います。

(購入して良かったといえば、家をフルローンで購入し、家具家電を新たにまとめて購入した後、日本円がキャッシュでまとめて必要になるイベントが今後無いだろうと思って、貯金として持っていた資産のほとんどをイーマクシススリムS&P500を中心とする米株に移行したのは良かったと思います)

 

思想的な面で言えば、2021年当初のぼくの目標は「寛容になる」というものでした。

ぼくは元々非・寛容性が高く、自分自身の考えと違う相手をインスタントにブロックしたり、「間違ったり馬鹿な事をしている人間」は馬鹿にしても良いというような考えで、日々の生活およびインターネット生活を送っていました。

しかしながら、昨年末~今年始めのアメリカ大統領選挙をめぐる陰謀論周りの動きだとか、他にも思い出せない原因があったと思いますが(人間、なんらかの決心をする時に、そうそう明確なきっかけがあるわけでもありません)、そういった自分自身の思想を反省し、思想矯正をする事にしました。

意識的に、インストールするようにリベラル的な価値観へ自分自身の思想を寄せていき、21年度半ばには概ね、当初の目標を達する事が出来ました。

(その上で、21年度下半期の目標を「啓蒙」という事で決めたのですが、これは上手くいきませんでした)

また、自分自身の思想が「トランスヒューマニズム」「進歩主義」的なものへと大きく偏ったという自覚もあります。しかしながら、所謂「加速主義」的なものには懐疑的な思いを抱いており、というのも、人間の脳や認知システムというものは欠陥が多すぎるため、人間社会は加速主義が唱える「加速」に耐えられないだろうという思いがあるからです。ゆっくりとした進歩でも、それを続けていくことで、100年後には現在の悪徳に満ちた世界から、より良い、今の視点から見れば彼岸のような世界への脱出を達成しているだろう、という主義をぼくは取っており、「進歩グノーシス主義」と呼んでいます。また、ぼくは老化研究が今世紀中にブレイクスルー的な発展をすると思っており、そういった技術進歩の恩恵を受ける事によって、ぼくはあと100年は生きるつもりなので、進歩グノーシス主義の理念である100年後の世界を生きるつもりでもあります。

老化研究といえば、2021年は、「健康」というものに大きく気を使うようになった一年でもありました。その結果もあって、健康診断は過去イチ(七-八年くらい?)で良い結果になっていました。

 

思想的・あるいは身体的な面で言えば、健康にまつわる話とも関係するのですが、「禁欲」という事が生活の大きな面を占めるようになりました。食の面で言うと、週2日の断続的断食+アルファの食事制限。性的な面で言えば、半年以上前から(順次移行的な意味では一年ほど前から)射精行為の禁止を実践しています。また、インターネット上の通知を受け取る事についても制限を加えるようになりました。

結論から言って、これらの肉体的な制限を加えると、精神によって自分自身の肉体をコントロール下に置いているという強い実感を得る事が出来、とても精神的な具合が良いです。

ぼくが行っている、きぐるみハードコア活動および「トランスキグルミズム」の根本には、「反肉体」という思想があるので、その面からも、とても具合が良いです。

 

youtu.be

 

また、禁欲という観点から言えば、昨年度あたりから努力している「脱・インターネット」という目標も、概ね良い具合に改善していっているという実感があります。

一つの禁欲が、さらなる禁欲目標の達成に至る、禁欲ポジティブフィードバックループの形成に成功したのは良かったと思います。

 

2021年の大きな反省点としては、脱・インターネットに伴う多読等のインプットの増加とは反比例する形で、なんらかのアウトプット的な活動が鈍ってしまった事にあります。

以前の日記に書いた通り、これを改善するために、本年度、2022年度の目標は「加速」という事にします。

ぼくは、社会的な面における「加速」というものの達成可能性については疑わしく思っていますが、人間個人個人についてはいくらでも加速可能だろうと思っているので、そのようにしていきたいです。