2/27。
帰り道。
駅から走って帰っていた途中、上着のポケットからスマートフォンが地面に落ち、画面がバキバキに割れてしまいました。
ぼくがメインで使用しているスマートフォンは、2万何千円かで購入して以来、三年半以上使用しているHuawei P30liteです。
「落としたら画面が割れるようなものに、何万円も払ってられないでしょ」
と思ってP9liteを購入して以来7年くらいHuaweiユーザーを続けていますが、そんな事を思い、画面が割れたらまた新しいスマホに変えればいいや、などと思いつつも、実際、不注意で地面に落としたり、あるいは自転車に乗っている途中にポケットからこぼして地面に落としたりした事などもありましたが、ここ7年くらいの間、スマートフォンの画面が割れる事はありませんでした。
なので、実際に落としたスマートフォンを手にとって、画面の様子を見た時には、
「ぎゃー!割れてる!」
と、結構なショックでした。
ひとまず、サブ機のP20liteにsimカードを入れ替えようかな、などと考えながら帰宅をしました。
「ざまあみろってやつですね」
スマートフォンの画面が割れ、微・ヘコみしていたら、友恵ちゃんに言われました。
「ズルしてインターネットしてるから、そういう事になるんですよ」
友恵ちゃんが指摘する『ズル』というのは、ぼくが「Twitterアプリ削除」という罰則を受けているにも関わらず、最近、画像投稿のためにスマホブラウザでTwitterを開いてみた時に、「お、結構普通のTwitterアプリの感じと変わらないじゃ~ん」と思って以来、ちょくちょくスマホブラウザ経由でTwitterを覗くようになった事についての指摘です。
確かに、スマホブラウザでTwitterを閲覧してはいけない、というルールは設定していませんでしたが、自分で決めたルールの穴を、積極的に突いてズルをしようとするのは、確かに、良くない事だと思っています。と、いうより、ぼくはよく、「明確に駄目だと言われていない事なら、やってもいいんでしょ」という行動を取る事があるので、それも含めての、友恵ちゃんの指摘でしょう。
まあ確かに悪いのですが、しかしながら、ぼくがズルをした事と、ぼくがスマートフォンを落とした事に因果関係は無いわけで、そんな事に対して因果応報的な事を言われるのはどうなんだ? という気もしました。
「それは、関係ないでしょ」
そんな風に反論してみましたが、友恵ちゃんは何も言わないまま、「そうですけど、何か?」といった様子。
まあ、確かに。
関係ない事ではありますが、確かに、悪かったという反省はあります。
自分自身に対するルール設定は、友恵ちゃんが管理しているので、不義理を働いてしまったという罪悪感もあります。
「ひとまず、このスマホはこのまま使ってみようかな」
バキバキに割れたスマートフォン越しに覗くインターネットの世界はとても見にくく、見る気が失せるようで、この見づらさが、反省した気持ちに丁度良い気がしました。
ただ、大きな問題は、Kindleで読書がまともに出来なくなる事ですが、これについては、略。
さしあたっては、友恵ちゃんとの相談の上、再度、画像/動画投稿・夢内容投稿時以外でのスマホブラウザ上でのTwitter閲覧禁止のルールが新たに加わりました。
(おわり)