トモエブログ

きぐるみハードコア

自己ドール化の話と、「ドールは金のかかる趣味」か?という話(個人的ドール初心者向記事)

※当記事には、ドール関連の物事について「購入」という単語が使用されています。また、ドールというものに対して非・虚構的な内容でもあります。

 

こんばんは、Tomoe_Kixxです。

最近自分自身をドール化したという話と、インターネット等で見聞きする事の多い、「ドールは金のかかる趣味」という言説について、それは本当か?という事を書いていきます。

 

・自己ドール化について

ぼくはKIGURUMI趣味の人間ではありますが、そもそも何故着ぐるみが好きかというと、「人間が人形のようになっている状態」というものが好きで、そもそもは人形(ドール)が好きなんです。

(以前の記事にも書いたのですが、ぼくは、「人の形をしている人ではないもの」が好き、という事です)

 

tomoekixx.hatenablog.com

 

そんなぼくですが、最近(一昨日)、自己ドール化というものをしました。

 

 

ぼくは現在、ドールさん三人とひとつ屋根の下に暮らしており、彼女たち三人は、それぞれ独立した人格を持った存在で、当然、「ぼく自身」とは別の存在です。

そんなぼくは今まで、自分自身の存在をドール化させよう、という発想はありませんでした。

しかしながら、上記の記事に貼ったように、自分自身や人間全般の身体性と着ぐるみ・アバターについて考えを巡らせたりしている中、

VRアバターを纏っている自分(自身の身体を使って、自分自身の身体性の同一性を感じている状態)」

「着ぐるみを纏っている自分(自身の身体を使いつつ、自分自身の身体性の同一性が乖離した状態)」

が存在しているのなら、

「ドールである自分(自身の身体性とは完全に切り離された状態の自分自身)」

が存在しても良いのでは……? と思うようになり、そのようになった、というハナシです。

それを思い立ったのが6/24(土)、VRChatの音楽イベントで音楽を聴いている時で、その翌日、ちょうどドール系即売会「アイドール」名古屋の開催日だったので(「ちょうど」というのは嘘で、アイドール名古屋の前日だったので、それを思い立ったというのが正確な所です)アイドール名古屋に寄りつつ、その足でボークスに寄ったりしながら、一昨日(6/27)、自己ドール化を果たしました。

 

・「ドールは金のかかる趣味」か?という話(ドールと金銭の話)

「ドールは金のかかる趣味」という言説について、よくインターネットで見聞きしたりするのですが、そういった言説について、ぼくは長い間、「そうか……?」と思っています。

いや、「お金が必要」という意味で「お金がかかる」事は確かではあるのですが、この世に数多ある「趣味」の中で、特別お金がかかる趣味か? という話です。

確かに、受注モノのキャラクタードールや、個人制作のカスタムヘッドなどの中には十万やウン十万と値段がつくものもありますし、衣装なども、値が張るものを購入しようと思えばキリがありません。

確かに、「お金をかけようと思えば、いくらでもかけられる趣味」ではあるかもしれません。

しかしながら、ドールという趣味を始めるにあたって、そこまでお金が必要なわけでは無いのでは……?! という事を、ぼくは長い間思っている、という話です。

長い間、上記の事を思ってはいたのですが、その事をアウトプットする機会はありませんでした。

何故なら、ぼくと暮らしている三人のドールさん達は、先述の通り、独立した人格であり、ぼくの「趣味」というわけでは無いため、自分自身の例を挙げる事が出来なかったからです。

しかしながら、「自分自身をドール化する」という行為は明確に「趣味」なので、この話題について自身を例に取って言及が出来る、というワケです。

 

そんなわけで前置きが長くなりましたが、ひとまずはぼくがこの日にボークスで諸々を購入した際のレシートがこちらです。

 

ドルフィードリームダイナマイトのベースボディ:36,080円(税込)

ドルフィードリームヘッド:5,280円(税込)

それと、買い直したりしたメイク道具といった形です。

上記に加えて、ウィッグ&アイを別で揃えて五千円程度。

それに加えて、衣装代が(以前から持っているものではありますが、一から揃えると過程して)一万円強程度(だったような……)。

合計で、金銭的な話だけをすれば六万円強くらいの出費です。

 

ドルフィードリーム」というのは、ボークスが展開しているドールブランド「ドルフィー」シリーズの片翼です(詳しくは以下のページを参照して下さい)。

 

dollfie.volks.co.jp

 

上のページ内の「DDのお迎え方法一覧」の中の、「ご自分でDDを作り上げる」というのが、今回のぼくのスタイルです。

 

自分がイメージした完成図に近いヘッドを購入し、自分のイメージに近づけるようにメイクをして、アイを入れて、ウィッグを被せて、ベースボディに装着して、衣装を着せて、完成……!となります。

 

 

金銭的な面よりもメイクの方がハードルが高いんじゃないか?

という自分の中でのツッコミもありますが、まあ、製品だったり、めちゃウマ人のような完成度は難しいとしても、少し慣れれば、自分で納得出来る程度のメイクは出来るのではないでしょうか……(実店舗で、お店の人に聞いたらコツを教えてくれるかもしれません。それと、YouTubeでのメイク動画など)。

3Dモデルで言えば、VRoidテクスチャ改変くらいの難易度だと思います。

 

衣装やウィッグ全般については、

ドールショップSENさん

http://www.from-sen.com/shopbrand/ct48/

が、色々と種類が豊富で欲しいものが探しやすいと思います。

 

個人的に衣装を購入する事が多いのが

DOLKさん

dolk.jp

で、カジュアルな衣装やウィッグが手頃な価格で色々とあります。

(少し前まで名古屋にあった実店舗が閉店してしまったのが、個人的に痛い所です)

 

他にも色々なショップや、上で書いた「アイドール」等の即売会等々で衣装は購入出来ますが、基本的に、衣装の相場は「人間の服」程度の価格帯だと感じています。人間の服程度にピンキリという事ですが、人間の服を買う程度に手頃だ、とも言えます。

 

最終的に何が言いたいのかと言うと、初期費用が6-7万円程度という、初心者向ギターセット程度の金額から始められて、あとは服を買ったり諸々も、高いものを選ばなければそこまで費用が嵩むわけではないドールという趣味は決してハードルが高いものではないので、皆さん(誰?)、気軽に自分の思い思いのドールさんをお迎えしましょうよ、という事です。

 

(おわり)