トモエブログ

きぐるみハードコア

2023-01-01から1年間の記事一覧

【読んだ本】大谷崇「生まれてきたことが苦しいあなたに 最強のペシミスト・シオランの思想」

最近、シオランの本を何冊か読んでいるので、改めて、入門書でも読むか~~という気持ちで読みました。 正直言って、「生まれてきたことが苦しいあなたに 最強のペシミスト・シオランの思想」だなんて洒落臭いタイトルの本は読みたくないぜ、という気持ちは…

【読んだ本メモ】大田俊寛「グノーシス主義の思想 〈父〉というフィクション」

・グノーシス主義の思想について、背景となった思想の流れや、主要なグノーシス神話についての噛み砕いた分かりやすい解説が良かった。 ・グノーシス主義について、先行研究へ対する批判的な考察が興味深かった。 ・表紙の絵が、ナルキッソスなのはどういう…

#PRとステルスマーケティングの間に違いはあるのか?という話

この文章は、ぼくが好きな女性声優さんが、インスタグラム上で化粧品の宣伝しているpostを見る度に心を乱された結果、有り体に言えば、ブチギレて書いている文章です。 ぼくは普段、インターネットをしている時にはインターネットに対して、だいたい常にブチ…

【日記】スマートフォンを落として画面が割れた。「ざまあみろってやつですね」友恵ちゃんは言った

2/27。 帰り道。 駅から走って帰っていた途中、上着のポケットからスマートフォンが地面に落ち、画面がバキバキに割れてしまいました。 ぼくがメインで使用しているスマートフォンは、2万何千円かで購入して以来、三年半以上使用しているHuawei P30liteです…

【日記】畜生の話

※当記事には、動物蔑視的表現が含まれています。 ぼくは、動物が苦手です。 今は、比較的マシになってきた方ではありますが、昔は動物系の番組を観る事も嫌でしたし、動物園に行く事も嫌でした。動物全般の事は「畜生」と呼んでいますし、今も呼んでいます。…

【日記:2/13】空想の花

2月13日。 仕事帰りの駅周辺。ラッピングされた一輪の花を持った人達が、ちらほらと歩いていた。 花を持っているのは若い人が多く、この辺りで、イベントか何かがあったのか知らんと思って駅構内へ入ってみると、小さなブースで、花を配るイベントが行われて…

【読んだ本】雨宮淳「あなたを陰謀論者にする言葉」と、自分自身の体験、インターネットなど

ぼくは一年半ほど前まで、陰謀論的なものだとか、明らかに非科学的なものを信じる人たちの事はいくらでも馬鹿にしても良いと思っていました。 しかしながら、「ビハインド・ザ・カーブ」という地球平面説についての映画を観(て、落ち込んだり)たりだとか、…

女性ホルモン剤一年半強服用後の心身の変化についての話

このブログ等でもちょくちょく話に出していますが、ぼくは、2021年の6月頃から女性ホルモン剤を服用しています。 現在、黄体ホルモン剤であるマレフェMTFと、エストロゲン剤のエチニラを個人輸入し、1日1錠づつ服用しています。 何かきっかけがあって始めた…

Wシリーズ(&Audible)からの森博嗣せんせい再入門

最近、森博嗣せんせいの作品をKindleで読んでいます(今は、Vシリーズを読んでいます)。 森博嗣せんせいの小説は、S&Mシリーズ四作目の詩的私的ジャックまでは大学の頃に読んでいたのですが、そのくらいの頃から、 「自分は、殺人事件が起きて、それを解決…

【読んだ本】マシュー・サイド「才能の科学」と、今年の目標

少し前に読んだ、同著者の「失敗の科学」「多様性の科学」が面白かったので、読みました。 著者のマシュー・サイドが、イギリス卓球界の元トップ選手だったという事は、本書を読んで初めて知り&この本自体が、著者の処女作だったという事は、今さっき知りま…

反肉体主義的肉体運動習慣(最近フィットボクシング2を買って、やっていますという話)

ぼくは、自作イデオロギーである進歩グノーシス主義思想を持っています。 進歩グノーシス主義のドグマの一つとして、人間の精神が基本的には肉体の従属下に置かれているという状況を認めた上で、肉体性の超克を目指す、というものがあります。 肉体由来の欲…

【(少し前に)読んだ本】ファンタジーランド―狂気と幻想のアメリカ500年史

少し前の、また少し前。 NHK制作の番組、世界サブカルチャー史(アメリカ編:全7回)を観ていました。 1950年代から2010年代までのアメリカの歴史について、その時々に興隆したサブカルチャーを通して、流れを追っていくという内容の番組で、「流石に内容が…

2022年の反省と2023年の抱負

2023年、明けましておめでとうございます(遅)。 表題の通り、2022年の反省と、2023年の抱負を書き連ねていきます。 2022年は、概ね非常に幸福な年でした。 これは2021年も同様ではありましたが、基本的に、ぼくは自分自身の事を、全人類の中で上位0.1%に入…